「教科書にのっていないアフリカ」レポート
投稿者: 08summit.h 掲載日: 2008-6-12 (4988 回閲覧)


G8サミット市民ウィークスのイベントの一つ、「教科書にのっていないアフリカ」(ワールド・ビジョン・ジャパン)を、G8市民メディアセンターボランティア が取材しました。 おすすめイベントですので、みなさまもお見逃しなく。
開催期間:6月11日(水)〜15日(日) 会場:かでる2・7展示ホール(札幌市中央区北2西7) 時間:11:00〜20:00(最終入場時間19:30) 入場料:無料 主催:特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン http://www.worldvision.jp/
体験イベント「教科書にのっていないアフリカ」
報告者:G8市民メディアセンター市民記者 松村由起子
G8洞爺湖サミットへ向けて、HIV/エイズの深刻な影響を受けるアフリカの子どもたちのことを知ってもらいたいとの目的で、ワールド・ビジョン・ジャパ ンが主催している体験型イベント「教科書にのっていないアフリカ」。6月11日(水)から15日(日)まで、かでる2.7にて開催されている。
実在する4人の子供の生活が、サウンドとビジュアルによって再現されており、約30分間で一人の子供の生活を体験できる。展示されている生活用品は実際に現地で使われていたものだ。
3歳の男の子、エマニュエルの生活を体験した。ヘッドホンを装着し、エマニュエルと書かれたカーテンをくぐる。「お母さんの具合が悪いから水を汲んでき て」。兄のフレッドに頼まれて手に取ったタンクには、土がたくさん付いていた。使い込まれた、わずかな家財道具に胸が痛んだが、これらは後に親戚に取り上 げられてしまう。「僕が君の面倒を見るよ」。8歳の兄フレッドのたくましさに心を打たれた。日本に住む私たちが8歳の時、弟を安心させ、料理をし、まるで 父親のような行動をとることができるだろうか。
体験の後、アフリカの子供たちへのメッセージを書くことができる。ボランティアによって訳され、現地に届けられるそうだ。このイベントは他にも多くのボラ ンティアによって支えられている。ヘッドホンを通して流れてくるナレーションも、プロがボランティアで行ったもので、当日は、のべ100人のボランディア スタッフが、会場の内外で活動している。
同イベントは、これまで世界7カ国で開催され、日本では東京(2回)、神戸に次ぎ、4回目。入場は無料で、11時から20時まで(入場は19時半まで。最終日は16時半まで)。
アフリカの現状を理解する貴重な機会となるに違いない。あなたも訪れませんか。
このカテゴリの記事 | 掲載日 | ヒット |
国際シンポジウム「市民がつくる和解と平和」 | 2008-7-10 |
5756 |
今日(7/5)からスタートです。十勝でも・・ | 2008-7-5 |
5996 |
「フェアトレードフェスタ2008」レポート | 2008-6-20 |
4459 |
「教科書にのっていないアフリカ」レポート | 2008-6-12 |
4989 |